高緯度に位置する北欧スウェーデンでは、冬至の近い12月は暗い時間が 日本よりも遥かに長く続きます。そんな中、人々に活気を与えるのが近づくクリスマスの雰囲気。街を彩るイルミネーションだけでなく、各々の家から伝統的なクリスマスの照明の光も優しくもれてきます。冬至前に行われる光の聖人の祝祭ルシア祭に続き、クリスマスに向けて、暖かい室内でキャンドルを囲み家族、友人や同僚と集まる機会も多くなります。12月のスウェーデンの暮らしは光がキーワードです。そこには冬の長い北海道にも応用できそうな、暮らしを楽しむヒントが隠れています。

スウェーデンで長年暮らしてきた照明デザイナー遠藤香織さん。スウェーデンのクリスマスFIKAとともに、スウェーデンのクリスマスとあかりについて、日本との比較しながらお話しいただきました。

Fikaとは?:
スウェーデン人が大切にする、コーヒーブレイク/お茶の時間のこと。皆で語らう社交の場でもあります。クリスマスのこの時期にはGlögg (スパイス入りホットワイン)、ジンジャークッキーなども振る舞われます。


定員:20名
参加費:1000円(FIKA付)

セミナー講師:遠藤 香織
照明デザイナー。北海道室蘭市生まれ。 北海道教育大学札幌校・芸術文化課程美術工芸コース卒。東京の照明デザイン事務所勤務の後、2007 年にスウェーデンに渡る。王立工科大学建築照明デザイン科大学院修了。その後ストックホルムの照明設計会社Ljusgestaltning、都市計画コンサルタントTyréns にて屋外公共空間を中心とした照明計画に携わる。2014秋より帰国、札幌を拠点に活動。